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　一般社団法人石川県鉄工機電協会（会長・菱沼捷二津田駒工業会長）と谷本正憲知事との懇談会が３日、ＡＮＡクラウンプラザホテル金沢で開かれ、この中で協会が昭和４０〜５０年代に建設された県産業展示館１・２・３号館（金沢市袋畠町南）の改築調査に乗り出すよう要請したのに対して、谷本知事は、改築の必要性に理解を示し「新型コロナウイルスの動向を見極めて検討する」との考えを伝えた。
　県産業展示館は１〜４号館で構成し、最も新しい４号館が１９９２年に建設された。協会が改築を求めている１〜３号館の建築面積は１号館４４２２平方メートル、２号館３０１５平方メートル、３号館８００８平方メートル。
　懇談で協会の疋田正一見本市委員長は「北陸新幹線開業で見本市の出展者が増え、スペース不足が著しい。来年度予算に改築調査費を」と要請。これに対して谷本知事は「築後５０年以上経過し、老朽化していることは間違いない。改築を検討する時期は近づいている」とし、「ただ、県もコロナ対策で７００億円以上を投入している。財政的な余力があるのか見極める必要がある」との見解を示した。
　また、この日は、玉田善明人材育成委員長が県に対して戦略的な人材確保への支援策の充実も要請した。