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建通新聞社(神奈川)
2020/09/03

【神奈川】藤沢市 市民会館再整備 基本構想を延期

 藤沢市は、藤沢市民会館などの再整備を計画しており、本年度に予定していた基本構想の策定を2021年度に延期することを決めた。
 新型コロナウイルス感染症の影響による新しい生活様式をはじめとした社会情勢の変化や財政見通しなど、多くの不確定要素があるため、一度立ち止まって再考することが必要であると判断した。また、検討委員会も本年度の開催を見送る。
 市民会館のホールと会館部分は、建設後50年が経過し、増築した展示集会ホール部についても築後30年以上が経過、施設の老朽化が進んでいる。建物調査などを行い、検討した結果、建て替えによる再整備を周辺公共施設を含めた複合化で進めることになった。
 再整備の手法は、基本計画策定時に実施するPPP/PFI手法導入可能性調査の結果などを勘案し決めていくとしている。今後のスケジュールでは、21年度に基本構想、22年度に基本計画、23年度に基本設計、24年度以降に実施設計、25〜27年度に既存建物解体工事を含む新築工事、28年度に供用開始を予定している(23年度以降は直営方式による場合)。
 市民会館の規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上4階建て延べ1万0099平方bで、68年(増築部は86年)に完成した。内部は、大ホール、小ホール、第1展示集会ホール、第2展示集会ホール、会議室、集会室、レストランなどで構成している。

提供:建通新聞社