全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　宝達志水町は、老朽化が進む中央保育所（子浦）について、一部建て替えを含めた大規模改修に乗りだす。９月補正予算案に実施設計費１４１６万８０００円を計上しており、１０月をめどに業務委託し、２１年度の着工へ準備を整える方針だ。概算工事費は３億７３００万円を見込む。
　同保育所は１９７６（昭和５１）年に開園し、その後一部増築された。施設規模はＲＣ造平屋建て約１２５０平方メートル。内外装に加え、設備機器の老朽化が進行し、耐震基準にも適合していないことから、安全・安心な保育環境を早急に整えるため、大規模改修に着手することにした。
　計画では、エントランスや給食室などが入る当初に建てられた部分を解体し、建て替える。床面積は７００平方メートル以下で検討しており、実施設計の中で詳細を詰める。
　一方、遊戯室などを配置している増築部分については、耐震化を含めた大規模改修で対応する。
　町は来年３月までに実施設計を取りまとめ、同６月の町議会定例会での工事請負契約承認の議決を経て着工を目指す。２２年３月の完成を予定している。昨年度に整備に向けた基本構想（担当・大屋設計）を策定した。
　同保育所の定員は１００人で、現在７２人が通園している。