県東部土木施工管理技士会(野藤悦男会長)と鳥取県土整備事務所の技術交流会が1日に県東部庁舎で開かれた。技士会からは役員、技術委員ら9人が、鳥取県土からは福政孝啓所長と各課の課長補佐ら9人が出席した。
はじめに野藤会長が「それぞれが言いにくいこともあるが、コミュニケーションを取ることが重要。発注者、受注者ともに若い人が働きやすく、熱意を持ちやすい環境をつくりたい」。福政所長は「3密を避ける対応を冬に向け強化していただきたい。いろんな問題を共有して技術力を高めたい」とそれぞれあいさつした。
技術討議では、技士会がこれまでに発注された工事で苦労した例をいくつか挙げ、解決策について意見を出し合った。また技士会はICT関連の取り組みについて県に情報を提供した。県は新型コロナ感染拡大防止対策の経費は設計変更の対象となると説明し、積極的な取り組みを求めたほか、週休2日モデル工事の取り組み状況を説明した。
最後に森本邦彦副会長が「事例を基に情報の共有ができたと思う。発注者も施工業者もより良いものを安全に造るという目的は同じ。今後の業務につなげたい」とあいさつした。
日刊建設工業新聞