木更津市総務部管財課は1日、庁舎整備に向けた民間事業者の募集要項を公表し、事業者の募集を開始した。庁舎は民間施設の一部を賃借し、木更津駅周辺と朝日庁舎周辺の2か所に分庁して整備する。募集要項は「木更津駅周辺の庁舎整備に向けた民間事業者提案募集事業要項」及び「朝日庁舎周辺の庁舎整備に向けた民間事業者提案募集事業要項」の2件。来年2月12日まで事前相談・質問等を受け付ける。庁舎規模は、木更津駅周辺が約4000u、朝日庁舎周辺が約8000uとしている。
提案書類は、来年3月1日から5日の期間に受け付け、3月中旬に書類審査及びプレゼンテーション審査を行い、同月下旬に審査結果を公表する。単独またはグループでの応募とする。
同事業は、現在の仮庁舎の賃貸借契約期間が半ばを迎えたことから、新庁舎を木更津駅周辺と朝日庁舎の2か所に分庁して整備することとし、本年6月に公表した「庁舎整備基本構想改訂版」及び「庁舎整備基本計画改訂版」を踏まえ、民間施設の一部を賃借する庁舎整備について提案を求める。
提案募集の事業スキームは▽提案の受け付け▽協議対象の選定(交渉権者の決定)▽詳細協議に向けた協定締結・条件提示の協議▽事業化に向けた協定締結・事業フレーム構築▽契約締結▽事業実施――となる。
整備は、庁舎整備基本構想改訂版及び庁舎整備基本計画改訂版に即し、▽賑わいが創出でき、集客等で官民の相乗効果が図られる▽災害時への対応に配慮▽環境負荷軽減に配慮▽執務室、会議室等が効率的に配置できる▽経費縮減が図られる▽行政の停滞を招かない▽関係法令などに抵触しない――を基本とする。
木更津駅周辺は、事業対象区域を木更津駅周辺(木更津駅から徒歩で約10分・約800mを想定)とし、庁舎の必要面積を約4000uとする。配置部署は市長公室、総務部、企画部、経済部、監査委員事務局、市議会、市議会事務局。庁舎機能は窓口機能、防災機能、市民協働機能、事務室機能、議会機能。
このほか、市民交流スペース等として、図書スペース、学習スペース、コワーキングスペースなど市民が憩い集える場所とし、「スパークルシティ木更津の自習&ワークスペース及び多目的ホール」及び「市民活動支援センター きさらづみらいラボ」などと同様の用途と規模を想定。駐車場は来庁者用と公用車(20台分)用を整備する。
一方、朝日庁舎周辺は、事業対象区域を現・朝日庁舎周辺(現・朝日庁舎から徒歩で約10分・約800mを想定)、必要面積を約8000uとする。配置部署は財務部、市民部、健康こども部、福祉部、都市整備部、会計室、教育委員会、教育部・農業委員会事務局、選挙管理委員会事務局。庁舎機能は窓口機能、防災機能、市民協働機能、事務室機能。駐車場は来庁者用と公用車(70台分)用を整備する。