福島建設工業新聞社
2020/09/01
【福島】DBO方式で公告/若松の新ごみ焼却施設整備・運営事業
会津若松地方広域市町村圏整備組合は1日、DBO(公設民営)方式で建て替えする新ごみ焼却施設整備・運営事業(設計・建設・運営一括)の総合評価方式制限付一般競争を公告した。同組合有資格者名簿登録の単独または同組合管内事業者含む複数企業で構成する企業グループでの応募が可能な混合入札。参加表明書等の提出期限は10月23日、入札提案書類の提出期限は2021年2月1日。開札は同年3月下旬を予定している。
設計企業の参加資格は1級建築士事務所登録、清掃施設工事の特定建設業許可、経審(清掃施設)総合評定値1400点以上のすべて、建設企業は特定建設業許可(清掃施設、建築一式、電気、管)、経審総合評定値で清掃施設1400点以上、建築一式1700点以上(管内、準管内業者は780点以上)、電気および管1200点以上(同710点以上)のすべてを、単独または企業グループ全体で満たす必要がある。
運営企業は、2002年度以降に竣工した@ストーカ炉(連続運転式)Aボイラ・タービン式発電を有する設備C3年以上の運転管理―の3点を満たす一般廃棄物処理施設の運転管理実績などを求めている。
1988年竣工の現施設(処理能力225t/日)が30年以上経過していることから、会津若松市神指町南四合字才ノ神504ほか地内の既存し尿処理施設を解体し、連続運転式ストーカ炉による、196t/日(98t/日×2系列、全連続燃焼方式)の処理能力を持つ施設を整備する。また同施設には余熱を有効利用する処理システムを確立させる。設計・建設期間は2026年3月まで。運転業務期間は41年2月までの15年間。予定価格は296億7500万2500円(消費税込)。同事業に係るアドバイザリー業務は中日本建設コンサルタントが担当。