吉野川市は新ごみ処理施設建設地の最終候補地として、既存の市最終処分場の西隣を選定し、地域住民への説明会を開始した。
市のごみ処理(一般廃棄物中間処理)は、中央広域環境施設組合で広域処理を行っているが、2025年7月に現処理施設の使用期限を迎えることから、市では社会情勢の変化や財政事情などを総合的に判断し、市単独で処理をすることにした。
候補地の選定は18年度から着手。公募を含む市内10カ所の候補地の中から法的制約や防災上の問題、土地の形状・面積、造成費や運搬費用に係る経済面などあらゆる面を比較検討した結果、鴨島町山路字廣谷の市最終処分場の西隣・約2万平方bを最終候補地とした。施設は日量42d(現在・日量120d)の処理施設を想定している。
市では指名型プロポーザルで「施設整備に係る基本設計支援業務」をエイト日本技術開発徳島支店(徳島市)に委託し、PFI手法等の導入可能性調査や事業者募集、選定方法の検討支援を進める。また造成設計と補償調査業務を松本コンサルタント(徳島市)、測量設計を陸地測量設計(徳島市)にそれぞれ委託した。
市では今後、設地候補地の購入手続きに入るととともに説明会等を開き一層の周知を図ることにしている。
提供:建通新聞社