旧日本経済新聞社大手前別館やテレビ大阪本社が立つ大阪市中央区大手前1丁目の敷地面積約0・8fで、大規模複合開発が行われる見通しだ。大阪城公園と大川に隣接し、地下鉄と京阪の天満橋駅に近接した水と緑が豊かで交通至便な立地条件を生かし、情報発信や宿泊、マンション、商業などの機能を盛り込んだ複合拠点の建設が予定されている。
整備区域のうち、東側部分の旧日本経済新聞大手前別館用地をA地区とし、約0・5fの敷地を大阪城公園の玄関口に位置付けてランドマークとなるメディアと環境の複合拠点となる情報発信・オフィス機能の更新と宿泊機能などの導入を図るとしている。
同用地にある既存建物の解体工事は、清水建設の元請けで2021年5月末の完了を予定し進めている。発注者は日本経済新聞社。
西側のB地区にはテレビ大阪本社などがあり、敷地面積は約0・3f。大阪城公園の玄関口にふさわしい質の高い景観形成や、にぎわいの連続性、周辺の地域環境を考慮した計画とするとしており、オフィスやマンション、商業の機能を導入する予定だ。
また、天満橋駅と大阪城公園の回遊性を向上させる安全で快適な歩行者空間を創出するため、市道京橋2号線と3号線に沿って歩行者専用道路を整備する計画。両地区内には2カ所ずつの多目的広場も設ける。
提供:建通新聞社