新潟県土木部監理課は、新潟市中央区一番堀通町3−13「新潟県民会館天井落下防止対策他大規模改修建築工事」について、4億5100万円で福田組・新潟藤田組JVに落札した。
20日に総合評価落札方式(施工計画確認型)の制限付き一般競争入札で開札し、28日付の決定。
工事概要は特定天井改修(大ホール、県民ロビー)、外壁改修、ホールトイレ改修、防火シャッター改修など。現有施設はRC一部S造4階地下2階建て延べ1万2185・08平方メートル。内部には1730席の大ホールをはじめ、小ホール(300席)、会議室など広く県民が利用できるギャラリーといった施設等を備え、コンサート、ミュージカル、美術展など幅広いニーズに対応してきた県内随一の歴史ある公共ホール。簡易な施工計画は「特定天井改修工事(大ホール)における品質・出来形管理」、「外壁改修工事における施設管理者等に対する安全対策・安全管理」の2項目を求めていた。9月県議会で請負承認を諮り、9月12日から休館に入る。工期は21年3月31日まで。設計は佐藤総合計画(東京本社・東京都墨田区横網)が担当。
県民会館は67年(昭和42)12月1日に利用開始。87年(同62)から4カ年で大規模改修工事、98年(平成10)からは2カ年で耐震補強等大規模改修を行った。今工事により安全対策や、施設設備機能の維持向上で長寿命化を図る。