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建設新聞社
2020/08/26

【東北・福島】国際航業が委託候補/浪江町の棚塩RE100産業団地基本設計プロポ

 福島県浪江町は、「棚塩RE100産業団地」の整備に係る基本計画・基本設計策定業務を委託するため、簡易公募型プロポーザルを進めた結果、 国際航業を委託候補者に選定した。
 プロポーザルには同社のほかセントラルコンサルタント、大日本コンサルタントが技術提案書を提出し、24日のヒアリング審査で選定した。
 この産業団地は、工場など全ての稼働電力を水素や太陽光などの再生可能エネルギーで賄う「RE100」の推進企業の誘致を目指して整備するもの。
 造成用地は、世界最大規模の水素プラント「福島水素エネルギーフィールド」が立地する棚塩産業団地の南側に当たる浪江町棚塩赤坂地内の約13f。団地内に設置する燃料電池には同プラントで製造した水素を使用する。
 本業務では、産業集積の方向性やエネルギー供給における課題などを取りまとめたロードマップを作成し、土地利用、造成、雨水・汚水排水、調製池、公園緑地などの全体基本計画および基本設計を作成する。履行期限は2021年3月26日まで。
 21年度は実施設計を作成し、22年度の着工を目指す。
 なお、関連業務として水素エネルギー利用に向けた柱上パイプラインによる輸送実証実験を浪江町水素柱上パイプラインJV(代表構成員=ブラザー工業(名古屋市瑞穂区)、構成員=巴商会(東京都大田区)、横浜国立大学)に別途委託している。

 提供:建設新聞社