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建通新聞社（静岡）
2020/08/26
【静岡】静岡県袋井土木事務所 磐田防潮堤一部をＣＳＧ工法で
静岡県袋井土木事務所は、竜洋海岸静岡モデル防潮堤整備事業として磐田市内で防潮堤の整備を計画している。浜松市でも使用された、ＣＳＧ（Ｃｅｍｅｎｔｅｄ Ｓａｎｄ ａｎｄ Ｇｒａｖｅｌ）工法を活用する。詳細設計を日本工営静岡事務所（静岡市葵区）が２０２１年３月19日納期で担当している。
磐田市の防潮堤整備は、１級河川・天竜川と２級河川・太田川間の延長10・3㌔で市が工事を発注し整備を進めている。19年度末の進捗率は約19％。整備済み箇所は１９９４㍍。このうち、「スズキ二輪技術センターテストコース」（磐田市駒場４９３５）の南側付近の延長２１７５㍍は県が担当し整備する。区間を海岸保全施設区間と治山施設区間に分けて設計を進めている。
海岸保全施設区間は延長約１・４㌔。ＣＳＧ工法と盛土を施し、張芝を行う計画。治山施設区間は、延長約７００㍍。ＣＳＧ工法と盛土、その上に植栽などを施す予定だ。高さはいずれも14㍍。天端幅は調整中。盛土は、磐田市と県の建設発生土と民間事業者から購入する予定だ。
今後、保安林の指定解除や民有地取得などの課題を整理していく。工事の着手時期は未定。
基本設計も日本工営静岡事務所が担当した。
対象区間は、敷地が狭いため、急な勾配で防潮堤を整備できる同工法を採用することにした。同工法は、良質な土砂にセメントと水を加え固めるもの。近年ダム建設などで使用され、浜松市の海岸防潮堤にも用いられている。地震・津波に対して安定した構造で、覆土による海岸防災林の再生が可能なことが特徴。
提供：建通新聞社
（2020/8/26）
建通新聞社 静岡支社
磐田市の防潮堤整備は、１級河川・天竜川と２級河川・太田川間の延長10・3㌔で市が工事を発注し整備を進めている。19年度末の進捗率は約19％。整備済み箇所は１９９４㍍。このうち、「スズキ二輪技術センターテストコース」（磐田市駒場４９３５）の南側付近の延長２１７５㍍は県が担当し整備する。区間を海岸保全施設区間と治山施設区間に分けて設計を進めている。
海岸保全施設区間は延長約１・４㌔。ＣＳＧ工法と盛土を施し、張芝を行う計画。治山施設区間は、延長約７００㍍。ＣＳＧ工法と盛土、その上に植栽などを施す予定だ。高さはいずれも14㍍。天端幅は調整中。盛土は、磐田市と県の建設発生土と民間事業者から購入する予定だ。
今後、保安林の指定解除や民有地取得などの課題を整理していく。工事の着手時期は未定。
基本設計も日本工営静岡事務所が担当した。
対象区間は、敷地が狭いため、急な勾配で防潮堤を整備できる同工法を採用することにした。同工法は、良質な土砂にセメントと水を加え固めるもの。近年ダム建設などで使用され、浜松市の海岸防潮堤にも用いられている。地震・津波に対して安定した構造で、覆土による海岸防災林の再生が可能なことが特徴。
提供：建通新聞社
（2020/8/26）
建通新聞社 静岡支社
