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　姶良市が現地建て替えを計画する複合新庁舎建設事業は、２０２０年度中に現姶良本庁舎の解体に入る方針だ。機能の仮移転先となる加治木総合支所庁舎などの改修は、28日の条件付一般競争入札で施工者を選定し、11月中旬をめどに整備を推進。その後速やかに引っ越し作業を行い12月上旬をめどに作業を終え、現姶良本庁舎の解体に移る。早ければ年内にも発注を見込む。
　移転先の加治木総合支所は複数の棟で構成。行政管理課や財政課財政係などを配置予定の南庁舎（ＲＣ造３階建約１９００�u、１９６１年建設）は、照明など電気設備の改修を計画している。
　北庁舎（同約１５００�u、64年建設）には、企画政策課、総務課などが入る予定。現在未使用の３階部分も含め活用する方針で、電気設備のほか、空調機器（エアコン10台）の取り替えなどを想定している。敷地内にある加治木保健センター（ＲＣ造２階建７０２�u、83年建設）も間取りの変更や床・壁など内部改修を計画。市長・副市長室、秘書広報課を置く予定だ。
　改修設計は、建設パートナーシステムが担当。施工業者選定後は11月中旬をめどに整備を進める。このほか、建設部（土木課・用地課等）や選挙管理委員会事務局は、中央図書館に隣接する市職員駐車場にプレハブ仮設庁舎を設置して対応。現姶良本庁舎・本館（ＲＣ造２階建一部４階建約２３００�u、61年建設）の解体に備える。
　複合新庁舎（姶良本庁舎）は、山下設計・永園設計・ゲンプラン設計ＪＶが実施設計を進めており、本体着工は、21年６月以降を予定。23年度中の完成、供用開始を目指している。