県鳥取県土整備事務所は、県道猪子国安線の源太橋歩道橋補修計画について、調査と詳細設計を大地企画に委託した。劣化が進んだ歩道橋を補修する計画で、具体的な調査を進めながら整備計画をまとめていく。
鳥取市源太〜国安間を流れる千代川に架設されている源太橋は、橋長が350b余りの橋梁で、車道部については約10年前に大掛かりな補修工事が完了している。併設されている歩道橋は、1979年(昭和54年)に完成しており、上部工は16径間の単純鋼製桁。下部工は重力式の橋台と張出式の橋脚で構成されている。
これまでの点検では、下部工にひび割れや部分的な鉄筋の露出などを確認しているほか、床版や主桁にも腐食、ひび割れを中心にした劣化が見られる。県では、このままの状態が進行すれば橋梁の機能がさらに低下することから、早期の補修を検討している。
委託した調査と設計は、最初に形状の変状などについて現地を踏査。その後、経済性なども考慮した補修計画を作成する見通し。
日刊建設工業新聞