守山市は、図書館、多目的スペースなどの新たな機能を整備する速野会館について、基本・実施設計事業者を公募型プロポーザルで募集中で、担当設計特定後、業務を年度末にまとめる。順調にいけば、4月に公告、6月に契約、着工まで進めたい考え。工事費は2億9000万円を見込んでいる。
同市は、水保町地先にある同市管理の速野会館(公民館)の改修、耐震、増築工事を行う。同会館は、昭和53年に建てられた敷地1374・20平方b内にRC造2階建、延500・75平方b。建設より躯体は触っておらず、老朽化が進んできており耐震機能もないことから、建物全体の改修及び耐震機能を備える。また、市立図書館の分館として機能の一部を置くため同施設を増築し、そこに図書館スペースの延200平方bと、コミュニティ機能の向上として多目的スペースなど延100平方bを整備する。増築部分はS造2階建、延380平方b程度を予定している。所管である教育総務課は、近隣住民の活動の拠点とするとともに、老若男女が読書に親しみ新たな交流が生まれる施設を目指す。
今回の基本・実施設計の業務条件として同市は、ユニバーサルデザイン、バリアフリー化を考慮しエレベーターの設置を計画することや、既存敷地内において会館の増築を行うにあたり、駐車場も含めた敷地全体を計画の対象とし、駐車場等の必要台数は現況の台数確保を原則とし、必要に応じ外構工事(駐輪場の移設等)を検討する。@車いす使用者用駐車スペース1台A普通車駐車スペース11台(うち1台は電気自動車用充電スタンドを設置)B駐輪場:19・34平方b―など。
なお、プロポーザルに係る今後のスケジュールは、▽参加表明書等の提出期限9月9日、▽結果通知(技術提案書等の提出要請)9月11日、▽技術提案書等の提出期限9月25日、▽審査10月2日、▽審査結果通知(契約予定者の特定)10月5日。
提供:滋賀産業新聞