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建通新聞社四国
2020/08/25

【高知】香南市 11月にも電子入札導入 

 香南市は、早ければ11月に電子入札を導入する。対象は設計金額130万円を超える建設工事と同50万円を超える測量、建設コンサルタント業務で、随意契約を除き、工事に係る入札全てを対象とする。電子入札を導入する自治体は、高知県、高知市に次いで3番目。
 電子入札の導入に当たり、ICカードの利用者登録が必要となるが、県の電子入札に参加している業者は同じものを使用できる。システム自体も県を踏襲した形となり、電子くじの方式も県と同一の仕組みとする方針。
 市では、県のシステムに登録していない業者を対象に説明会を開く。早ければ9月に開催する意向だが、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら時期を決定する。説明会の開催が遅れた場合、電子入札の導入開始時期もずれ込むが、遅くとも2021年3月までに開始する方針。
 市ではほぼ毎週、紙入札方式による入札を執行している。入札日には担当する住宅管財課の管財係の職員5人のうち3人が会場に立ち会い、1人は契約書を作成する業務を行っているが、電子入札の導入に伴い業務の効率化・迅速化を図り、行政サービスの向上につなげる。また入札参加者が直接市役所まで行く必要がなくなり、利便性が向上する他、入札の透明性・公正性の確保、競争性の向上につながるなどのメリットを挙げている。
提供:建通新聞社