福井県は、坂井市坂井町福島他の坂井中央地区における経営体育成基盤整備事業(土地総)について、20年度からの新規事業として着手した。
事業内容は用水路工40・9キロ、暗渠排水工160・8ヘクタール、区画整理工246・6ヘクタール。全体事業費は34億円となっている。
完成は25年度を目指すとしている。
同地区の用水路は昭和40年代に県・団体営ほ場整備によって整備されたが、老朽化に伴う漏水や不等沈下による通水障害、ゴミ等の混入によって、用水管理や施設の維持管理に多大な労力を要している。また、一部、水田の排水が悪く、湿田状態となっており、区画も小さいことから、転作や園芸の拡大、大型機械による作業に支障をきたしている。それらを解消するために、用水路のパイプライン化、暗渠排水整備および区画整理を行う。