金沢市は、「金沢健康プラザ大手町再整備基本計画策定業務委託」について、このほど指名競争入札を行い、160万円でホージュ設計に落札した。年内の策定完了に向け、作業に着手した。
老朽化が進む同プラザ(大手町)の再整備に向け、昨年度にまとめた基本構想を踏まえ、整備内容をより具体的し、着工スケージュールなども定めるもの。委託期間は12月28日まで。
同プラザは05年にオープン。建物は築50年の東館(旧石川県医師会館)と築38年の西館の2棟で構成。全体の敷地面積は約1980平方メートルで、市のほか一部を金沢市医師会が所有している。
基本構想によると、再整備では、老朽化した西館と新耐震基準を満たしていない東館を取り壊し、1棟の建物として整備する方針。手狭な駐車スペースは、敷地のうち約850平方メートルを確保し、現在の11台から30台分に拡張する。
新たな建物は、現在地に20メートルまでの高さ制限があるため、最高でも4階建てが限界としており、延床面積は約3000平方メートルを見込む。
機能面に関しては、引き続き健康づくりや介護予防事業などを行うほか、災害時に軽傷者の治療を行う医療救護所を新たに設ける。医療発祥の地という歴史的背景を考慮した設備を整備する。