新潟市が新たな工業用地確保の取り組みとして市街化区域に編入される8地区のうち、江南区の「両川東地区」(対象面積6・8ヘクタール)は、両川東土地区画整理組合の設立認可に係る事業計画案がまとまり、24日まで縦覧が行われている。
縦覧期間満了日の翌日25日から9月7日まで利害関係者から意見書の提出を求め、早ければ9月にも市が組合設立の認可及び公告を行う見通し。事業計画案によると、事業施行期間は設立認可公告から24年3月31日までで、全体概算工事費が12億7500万円。主な費用内訳をみると、▽道路築造費1億1900万円(395メートル)▽調整池施設費4億3700万円(2550平方メートル)▽上水道一式6750万円▽下水道一式1億2100万円▽整地費一式3億6280万円▽調査設計費一式1億2500万円―など。
両川東地区は割野南字岡崎の各一部に位置し、国道49号(亀田バイパス)茅野山ICより南西へ約1・5キロ、国道403号(新津バイパス)より西へ約800メートルを開発する。近隣には両川工業団地が立地しており、製造・物流の拠点として良好な市街地を形成していることから、隣接する工業団地の機能を補完する施設を誘導し、機能的な工業団地の形成、雇用の促進・拡大が期待されている。