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　ネッツトヨタ石川（金沢市西泉、架谷洋司社長）は、２００１年にオープンした同市鞍月４丁目の主要大規模店舗「鞍月店」および、北陸エリアでは珍しい中古車屋内展示場のＵ―Ｃａｒセンター「シャンツェ鞍月」のリニューアル工事を計画している。
　工事概要は、鞍月店が中型車両の整備増に対応したストールの増築（平屋建て５７平方メートル）をはじめ、内装改修や照明器具の取り替えなどを行い、木の温もりでＶＩＰ感のある待合ラウンジ、キッズコーナーを設け、楽しく快適な店舗づくりを行う。完成後はＳ造３階建て延べ２１７７平方メートルとなる。一方、シャンツェ鞍月（Ｓ造２階建て延べ２６９４平方メートル）は、フロアやサイン、照明の改修などを実施。全フロアで中古車を最大６５台まで展示でき、来店者の増加に備える。
　施工者選定にあたり、２４日に５社から見積もり徴集する。９月中旬から工事に着手し、２０２１年春の完成・オープンを目指す。設計は中島建築事務所（金沢市）が担当。
　ネッツトヨタ石川では今回のリニューアルについて、「両店とも築後２０年を経過し、近年、若者の来店者が増えているほか、今年５月の取扱い車のオール併売化などに対応するため」（営業本部）とし、「大都市のクルマ離れに対し、地方では交通手段として欠かせない。春先は新型コロナの影響で販売は落ち込んだが、７、８月は経済対策の効果などから順調に回復。来店者への感染予防対策を徹底し、残価設定型など買いやすさを提案したい」（同）としている。