日本工業経済新聞社(群馬)
2020/08/21
【群馬】みなかみ町は中学校改修を年度内に順次
みなかみ町は既存3中学校(水上中、藤原中、新治中)を月夜野中学校(月夜野80)へ統合するための改修工事を9月から11月にかけて、順次発注する。スケジュール的には◇校舎棟外壁改修工事=9月給水管改修工事=10月校舎棟照明改修工事、屋内運動場トイレ改修工事=11月―をめどとしている。全て指名競争入札が濃厚。統合校の開校は2022年4月を予定している。
当初予算には小中学校統合推進事業として月夜野中の改修工事費へ4億4500万円を計上している。図書室の新築工事は先行して発注済みで25日に開札となる。
改修工事の内容は外壁改修が外壁の塗装工を3000u、クラック補修一式の内容。給水管改修は給水管の更新を行うもので、当初は配水管の更新も予定していたが、設計の中で行わないこととした。照明改修工事は教室などを対象とし、既存570基の水銀灯からの照明LED化を行う。これら3工事の設計業務は福島建築設計事務所(前橋市)が担当。
屋内運動場のトイレ改修工事は既存の便器の改修や床の乾式化を図り、換気機能の改善も行う方針。
既存便器は男女で計20基設置。内訳は1階、2階に男子の小便器4基、大便器1基の計10基、女子は1階、2階で和便器4基、洋便器1基の計10基となる。便器は温水洗浄便座付きを設置する予定で、亦野建築設計事務所(前橋市)が進める設計業務の中で詳細を決定する。
月夜野中は1993年に校舎、94年に体育館が建てられた。校舎規模はRC造3階建て、延べ床面積5965uで新耐震基準となる。敷地面積は1万5860u。