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建設新聞社
2020/08/21

【東北・山形】最優秀者は秦・伊藤設計/児童自立支援施設「朝日学園」改築設計プロポ

 山形県子育て若者応援部は、児童自立支援施設「朝日学園」の改築工事設計業務について、公募型簡易プロポーザル方式により選定作業を進めた結果、最優秀者に秦・伊藤設計を特定した。9月上旬に契約する。次点者は平吹設計事務所だった。
 審査講評によると、秦・伊藤設計の提案は基本計画の施設整備スケジュールよりも短縮となることが高く評価された。また、ゾーニングに対する課題に対し、子どものプライバシーと職員による見守りの重要さを的確に把握した寮の平面ゾーニングおよび2人部屋の計画であったことも評価された。
 大江町藤田837の4地内にある朝日学園は、家庭環境の理由などにより生活指導を要する児童を入所させ、必要な指導を行い、自立支援することを目的とした施設で、現在の定員は12人となっている。
 敷地内には、1974年に建設された本館棟(RC造2階建て、延べ743平方b)、同じく74年竣工の体育館(S造平屋建て、延べ420平方b)、67年竣工の寮(RC造平屋建て、延べ376平方b)の3棟が配置されているが、いずれの施設も築後40年以上の経過で老朽化が著しいため現敷地内で建て替えることとした。
 新たな施設の規模は、本館棟がRC造2階建て、延べ約1000平方b、体育館はS造平屋建て、延べ約400平方b、寮はW造平屋建て、延べ約600平方bを想定し、定員は16人に増員する。
 今回の業務は、これに係る基本設計を12月25日まで、実施設計を2021年3月26日までに作成する。工事は21年度に発注する意向だ。

 提供:建設新聞社