亀山市は、2020年度中に新庁舎の建設候補地を5カ所まで絞り込むことや基本計画の策定を目指しており、新庁舎整備基本計画等検討委員会の開催時期・形式を検討している。
19年度に行った委員会では新庁舎整備の基本的な考え方や事業計画の検討などを盛り込んだ中間案素案について協議した。20年度に入り、候補地や庁舎の規模などについて議論する予定だった。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、委員会の開催を見合わせることとなった。第2波・第3波の状況を見ながらリモート形式での開催なども視野に入れつつ、20年度中の基本計画策定などを行うための委員会の開催を予定している。
建設候補地は、亀山駅を中心とした亀山中央都市機能誘導区域内をベースに、都市機能誘導区域内で用地を確保できない場合は、区域外で整備することを検討する。20年度に建設候補地の絞り込みができれば、21年度に1カ所まで絞り込む。
22年度以降のスケジュールは、22・23年度に用地交渉・取得を行い、24年度に基本設計、25年度に実施設計を行う。26・27年度に建設工事に取り掛かる。このスケジュールについては、現庁舎所在地での建て替えとなった場合は、期間が短縮される。
想定される総延べ床面積は、複数の施設で行っている行政機能を一部統合した場合で8876平方b、全ての行政機能を統合した場合、1万2387平方bと試算している。
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建通新聞社