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　愛媛県は、新型コロナウイルス感染症対策として、１６５億８２６８万円の８月補正予算を県議会に計上し可決された。建設関連では感染リスクの低減を図るため、各種施設の空調・トイレ改修や県産材の需要低迷対策としての支援や木造駐在所の建て替えなどを盛り込んでいる。
　空調・トイレ改修を実施する施設は、病院が中央病院、今治病院、南宇和病院で予算は２億２７０２万円。社会福祉施設では在宅介護研修センター、総合社会福祉会館、視聴覚福祉センター、身体障害者福祉センター、障害者更生センター、愛媛母子生活支援センター、福祉総合支援センター、東予子ども・女性支援センター、南予子ども・女性支援センター、えひめ学園、ファミリーハウスあいを対象に２億６０４１万円を計上。災害時の避難所として開設する集会所への整備補助に８５５６万円を充てる。道後公園、県総合運動公園、とべ動物園、南予レクリエーション都市公園に４億３４３１万円、えひめこどもの城に９７２２万円。総合教育センターに７１９３万円を投入する。県有文化施設の県民文化会館や生活文化センター、生涯学習センター、総合科学博物館、歴史文化博物館、美術館の予算は１億４８９４万円、本庁舎などでは本館や第一別館、議事堂、各地方局・支局、研修所に23億３２２７万円を計上。医療技術大学に８６８２万円、テクノプラザ愛媛に１億４４３６万円、産業技術研究所に３億２２３３万円、農業大学校に７６６４万円、運転免許センターの空調・換気・トイレ設備改修に２億０４０３万円を盛り込んだ。
　この他、瀬戸内海国立公園など20カ所の公衆トイレ設備改修に１億４５０３万円。県産材の需要低迷に対応するため木造住宅などの建設補助に１億５１６２万円を計上するとともに、久万高原署川瀬駐在所と大洲署森山駐在所、松山東署素鵞交番を木造で建て替えるために１億８４４４万円を投入する。
　県立学校65校のトイレ設備改修費は20億１６５２万円。武道館の空調設備改修などに２０７１万円、男女共同参画センターの換気・トイレ設備改修に６４９１万円、消防学校のトイレ設備改修に１５８９万円、えひめエコ・ハウスのトイレ設備改修などに５８８万円、愛媛国際貿易センターの会議室増設やトイレ設備改修に６５６７万円、県営住宅29団地のトイレ設備改修に１９５０万円を投じる。
　感染症対策以外では、自転車走行環境整備としてブルーラインの再整備98�`やサイクリングマナー啓発スタンド設置10カ所、路肩舗装補修０・９�`、矢羽根型路面表示設置４・２�`に２億５０８１万円を計上している。
提供：建通新聞社