小松市は、小松空港北側隣接地で計画する安宅新地区土地区画整理事業について、事業エリアの民有地約12ヘクタールをおおむね取得した。秋の事業着手を目指し、早期の事業認可へ各種調整を行っている。
安宅新町地内で計画する同土地区画整理事業の対象面積は、国有地と民有地が点在する区域約32ヘクタール。同地区は市街化調整区域になっており、区画整理の手法で土地の有効活用を図るため、市街化区域編入など都市計画に関する手続きを進めている。産業ゾーンの造成に向け、今年度に同区画整理に着手し、23年度の供用開始へ事業を進捗させていく。認可申請書の作成や基本設計は日本海コンサルタントが担当。
同地区は小松空港をはじめ、北陸自動車道小松インターチェンジ(IC)や安宅スマートIC、JR小松駅に近く、空路・鉄路・道路の優れた交通アクセス力が強みとなる。将来的に物流など臨空関連の企業誘致やコンベンション機能の整備を図りたい考えだ。
当初予算に17億5700万円(債務負担行為6億2000万円含む)を計上している。