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西日本建設新聞社
2020/08/18

【熊本】九州地整、9月上旬設置完了へ 流失した西瀬橋仮橋

 7月豪雨で橋桁の一部が流失した主要地方道人吉水俣線の西瀬橋(人吉市)について九州地方整備局は、9月上旬を目途に仮橋設置を完了する見込みであることを明らかにした。
 西瀬橋は、球磨川に架かる4径間鋼単純トラス橋で、橋長174b。4日の豪雨で、P2〜P3間橋桁(約43b)とA2側護岸が流失し、全面通行止めになっている。通学路に指定されていることから、緊急的な仮橋設置を決め、7月23日に着手。500dクレーンを使ってベント基礎設置を進めている。
 仮橋は、九州技術事務所が保有する応急組立橋で、災害時での橋梁落下や被災道路の緊急復旧に使用するもの。組立式ワーレントラス橋で、支間長16〜40b(4b毎)、幅員6・5b。
 災害復旧活動に必要な緊急車両の通行確保を目的とした八代市と人吉市を結ぶ球磨川沿いの啓開ルートは11日に整備が完了。国道219号と県道中津道八代線等を組み合わせて約47`のルートを確保した。
 国土交通省は、県管理の国道219号と県道、市町村道など流失した10橋梁を含む約100`について権限代行による災害復旧事業を進めている。

提供:西日本建設新聞社
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