河村諭氏(金沢市)が同市戸板4丁目で計画している「といたレディースクリニック新築工事」は、宏州建設に施工決定し、7日に地鎮祭が行われた。
建設規模は、W造2階建て延べ1288・58平方メートル。エントランスは車寄せから雨に濡れずにアプローチできる。ベッド数は16床で、1階に待合室をはじめ、セミナーやイベントにも利用できるキッズルームなど、2階には陣痛から分娩、回復までを同一の部屋でリラックスして過ごせるLDRが2室、入院室、個室などがある。
建設地周辺は、土地区画整理事業で小学校が新設されるなど、閑静な住宅街であり、地区計画や景観に配慮している。敷地面積は1233・02平方メートル。
工期は9月から2021年3月末、4月の開院を予定する。設計は中島建築事務所(金沢市)が担当。
大規模な木造建築を採用したことについて、河村氏は「従来のクリニックの冷たい印象を払拭し、木の温もりでリラックスでき、くつろげる環境にしたかった。産後も検診や種々の相談で来院しやすく、里帰り出産など、地域に根ざした新しいスタイルを構築したい」としている。