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　愛媛県は、２０２１年度政府予算の概算要求に向けて、重要施策提案・要望52項目をまとめた。最重点項目とした33項目を挙げ、西日本豪雨災害からの復旧・復興や地域の実情を踏まえた防災・減災対策の推進、公共施設などの耐震化促進などを挙げている。重要施策提案・要望では各種施策への取り組みを推進・促進させるため、国へ予算確保・拡充などを求める。
　建設関連の新規要望は次の通り。
＜豪雨災害からの創造的復興＞
　▽緊急土砂災害対策の推進―南予地域をはじめとした砂防激甚災害対策特別緊急事業などの予算確保▽大規模災害からの迅速かつ確実な復旧・復興工事の推進―建設機械購入への費用支援や宅地などの耐震化を総合的に推進するためのソフト対策の充実
＜防災・減災対策＞
　▽地域の実情を踏まえた防災・減災対策の推進―重信川の国管理区間の堤防漏水対策など、土砂災害対策事業費の確保、治山事業や森林整備事業の予算確保、水道施設の防災対策や耐震化の促進、公共施設などの耐震化の促進
＜高速ネットワーク＞
　▽四国の鉄道の維持・活性化（最）―新幹線計画の整備計画への格上げに向けた調査実施、ＪＲ松山駅への乗り入れに向けた調査・検討▽高規格幹線道路などの整備促進・制度の実現―津島道路の整備促進、今治道路や大洲八幡浜自動車道の整備促進、松山外環状道路の松山空港から国道１９６号の事業化に向けた計画段階評価の21年度着手、大洲道路の早期全線４車線化、東温スマートＩＣの23年度完成に向けた整備促進、宇和ＰＡの整備、国道11号の直轄事業の整備促進
＜人口減少・次世代対策＞
　▽デジタル技術の利活用に係る支援の充実と基盤整備の促進（最）―５Ｇ通信基盤整備の促進▽安全・安心な教育環境整備の促進（最）−長寿命化対策などの補助要件の緩和、公立学校整備事業の補助単価の引き上げ
提供：建通新聞社