大阪府は、大阪モノレールの延伸事業で新たに整備を予定する「門真南駅」「鴻池新田駅」「荒本駅」(いずれも仮称)の詳細設計をそれぞれ第3四半期に発注する予定だ。入札方式は総合評価審査型で、契約期間はいずれも20カ月間を予定している。
大阪モノレール延伸事業の区間は門真市駅〜近鉄奈良線(東大阪市瓜生堂付近)との接続部の延長約9`。途中、▽地下鉄長堀鶴見緑地線の門真南駅付近(門真市三ツ島2丁目)▽JR学研都市線の鴻池新田駅付近(東大阪市西鴻池2丁目)▽近鉄けいはんな線の荒本駅付近(東大阪市荒本北2丁目)▽東大阪市瓜生堂の近鉄奈良線付近―の4カ所に新駅を設置する予定。このうち(仮称)「瓜生堂駅」については近鉄と重複するため、現在どちらが整備を担当するか同社と協議を進めている。
今回委託する業務の内容は、▽大口径場所打ち坑詳細設計▽建築詳細設計▽仮設詳細設計▽鉄筋コンクリート門型・鋼製門型ラーメン詳細設計―など。
同事業では、本年度からインフラ整備工事に着手し、2029年度の開業を目指す。駅舎の整備工事の着手時期は現在のところ未定としている。
府が担当する支柱・桁などの道路構造物(インフラ部)の事業費は約740億円を見込む。インフラ部の負担額は、国407億円、大阪府・東大阪市・大阪市333億円の内訳となっている。
提供:建通新聞社