甲賀土木事務所は、甲賀町高嶺地先で計画している東湯舟甲賀線道路改良工事について、3ヵ年工事計画の第一弾として、約300bの道路改良工事を10月頃に発注する。
入札方式は、事後審査型一般競争入札で当初予定されているが、総合評価方式採用の可能性も浮上していることから、庁内で意見を取りまとめ近く結論を出す考え。主な工事内容は、補強土壁工がメイン。工期は7ヵ月程度を見込んでいることから年度を跨いだ工事となる見通し。
計画では、高嶺集落排水処理場付近から、甲賀市コミュニティバス高嶺西停留所までの約1000bを対象に、近年利用者が増え今後も増加していく傾向にあることから、片側1車線約3bの車道に幅員2・5bの歩道を新たに設置し利用者の安全確保と利便性の向上を図る。工事は延長1000bを均等分けし、3工区に分け発注していく。今年度が約300bの工事となることから、21年度と22年度の2ヵ年で残り700bの工事を行っていく。補強土壁工をメインに歩道設置工を進めていく方針だ。
その後、舗装等を2ヵ年かけて行い、24年度内の完成を目指していく。ただし、コロナウイルス感染症対策等に伴う計画予算措置の変化が生じた場合は、完成年度がずれ込む可能性も潜んでいるとのこと。
なお、詳細設計業務は橋本技術(長浜市)が、路線測量業務はサンセイ(大津市)がそれぞれ担当している。
同線はJR草津線油日駅から南下すると三重県へ通じるアクセス道路として、近隣住民や地元、三重県民からも多用されている県道。
提供:滋賀産業新聞