トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2020/08/09

【高知】高知県土木部 20年度の箇所付け決定

 高知県土木部は2020年度の箇所付け(予算割り当て)を発表した。6月末現在で箇所付けを決定した案件を対象としており、当初予算に計上した543億7032万円のうち、94・4%に当たる513億5077万円が該当する。
 土木事務所別の箇所数と事業費は、安芸土木事務所が159カ所、76億5385万円、中央東土木事務所が201カ所、62億8236万円、高知土木事務所が137カ所、100億3184万円、中央西土木事務所が196カ所、93億4427万円、須崎土木事務所が169カ所、62億5612万円、幡多土木事務所が281カ所、92億7618万円、主管課発注などが35カ所、25億0615万円。前年度と比べると中央東、高知、幡多、主管課が増加、安芸、中央西、須崎が減少した。
 主管課別では、土木政策課が12カ所、16億円。地域の安全・安心推進事業費として、各土木事務所の裁量により維持、修繕工事と小規模な施設整備を実施する。
 河川課は268カ所、113億9559万円。主な事業ではダム建設事業費に3億6690万円で和食ダム本体工や春遠ダムの地質調査や本体設計などを行う。河川改修費には30億5909万円で県単独事業による河川改修・維持修繕を195カ所で実施する。床上浸水対策特別緊急事業には12億3165万円で日下川などの洪水被害軽減に向けた河川改修を進める。事業間連携河川事業費には32億6025万円で、南海トラフ地震に備えた堤防の耐震対策を国分川など4カ所で行う。3カ年緊急対策事業費には17億1098万円、河床掘削などを伊尾木川など26カ所で実施する。
 防災砂防課は218カ所、33億4637万円。主な事業では通常砂防事業費に14カ所、3億5149万円、急傾斜地崩壊対策事業費に61カ所、10億6668万円、事業間連携砂防等事業費に29カ所、8億4630万円、砂防単独事業費に58カ所、7億6895万円など。
 道路課は513カ所、231億2072万円。主な事業では、道路改築費に17億7592万円で国道493号北川道路2−2工区の整備を進める。道路メンテナンス事業費には136カ所、30億4765万円、社会資本整備総合交付金事業費には35カ所、36億8261万円、防災・安全交付金事業費には207カ所、116億3093万円を配分した。
 港湾・海岸課の海岸事業には72カ所、68億3710万円。主な事業では漁港海岸保全費に6カ所、14億0942万円、河川海岸保全費に16カ所、16億5378万円、港湾海岸保全費に15カ所、30億5844万円などを配分した。
 この他、都市計画課は17カ所、9億5877万円、公園下水道課は26カ所、17億1659万円、住宅課は12カ所、10億5247万円、港湾・海岸課の港湾事業に40カ所、13億2318万円をそれぞれ決定した。
提供:建通新聞社