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滋賀産業新聞
2020/08/11

【滋賀】米原市 グリーンパーク山東等2施設をPFI一括運営へ

 米原市は、市の観光・レクリエーション関連の「グリーンパーク山東」と「近江母の郷文化センター・道の駅『近江母の郷』」―の2施設を一括で、22年度(令和4年度)からのPFI手法による運営への移行を目指し、21年度(令和3年度)当初4月にも公募を公告したい考えだ。事業方式は公共施設等運営権制度(コンセッション方式)となる見通し。
 7月6日に公告したグリーンパーク山東等運営事業PFIアドバイザリーおよび修繕計画作成業務の公募型プロポーザルで8月中にも担当コンサルを決め、仕様書作成に向けた支援業務に取り組む。コンセッション方式は、利用料金の徴収を行う公共施設について、施設の所有権を公共主体が有したまま、施設の運営権を民間事業者に設定する制度で、民間運営事業者の自由度がより高くなる。市では公共施設管理計画にのっとり、より効率良い施設管理を目指したい方針。
 グリーンパーク山東(米原市池下80―1)は平成5年頃整備された、自然豊かな「三島池」に隣接した総合公園。宿泊施設「鴨池荘」(7部屋)のほか、コテージ、林間キャンプ、オートキャンプ場、砂入り人工芝でナイター設備も備えたテニスコート(オムニコート)6面、工芸・木工・陶芸が体験できる「伊吹の見える美術館」、露天風呂、サウナ等を備える。現在の指定管理者は奥伊吹観光梶i米原市)。
 近江母の郷文化センター・道の駅「近江母の郷」(米原市。宇賀野1364)は平成元年に整備。琵琶湖に面した「宇賀野浜」で、琵琶湖畔のレジャー拠点として、文化型とスポーツ型の両面を持つ「学び、憩い、遊ぶ」をテーマとする総合文化施設。物産交流直売場のほか、和洋それぞれの研究室。浴室、食堂等を備えた「くらしの工芸館」は宿泊も可能(6部屋)な研究施設。センター内には屋外テニスコート、広場、散歩道があり、ふれあいドームではコンサート、ミニゴルフ、ゲートボールも楽しめる。現指定管理者はNPO法人いきいきおうみ(米原市)。

提供:滋賀産業新聞