九州地方整備局鹿児島国道事務所が進める鹿児島3号東西道路シールドトンネル(下り線)は6日、立坑工事の完了検査を実施し、いよいよ次のステップに移る。現場では、立坑の側面等のコンクリート打設(幅2m)を予定。また、約1700tある掘削マシンを神戸市の工場で製作に入る。現場での掘削は2023年初めを予定している。
立坑は、深さ約25m、幅約17m、高さ約18mの大きさがあり底盤の厚さは2mで、飛島建設が担当。掛水真一監理技術者は「地域の協力と関係者の知恵と工夫でなんとか完成できた」と感想を寄せた。
また、次のトンネル本体を担当する大成建設・大豊建設JVの常田和哉現場代理人は「側面等のから着手する。安全第一と沿道対策等には万全を期したい」と話した。