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建通新聞社(静岡)
2020/08/07

【静岡】静岡県浜松市 陸上競技場コストなど比較

 浜松市市議会大型公共施設建設調査特別委員会は会合を開き、老朽化が進む四ツ池公園陸上競技場(中区上島6ノ19ノ1)の再整備について議論した。市は、他の政令指定都市などが運営する陸上競技場の「建設費」や「利用料金」などをまとめた資料を提示し、建設費などを比較した。
 協議では、陸上競技の国際大会を開催できる第1種公認陸上競技場やサッカーJリーグの公式戦なども開ける多目的競技場などへの移行の可能性をさぐるため、市は他の政令指定都市などが運営する収容人数1万5000〜3万人の陸上競技場の「建設費」「年間維持管理費(3カ年平均)」「利用料金」を提示した。
 川崎市等々力陸上競技場(川崎市中原区)など第1種で多目的のスタジアムの平均は、建設費が59億5100万円、年間維持管理費が4億5800万円。多目的でない第1種競技場はこれより低額だった。四ツ池公園陸上競技場と同じ第2種ながら多目的という点で異なる相模原ギオンスタジアム(相模原市)は建設費が34億6100万円、年間維持管理費は1億3200万円。規模によるコストさが明確に示された。
 委員からは「政令市にふさわしい競技場を」「陸上競技者が毎日低料金で練習できる施設が必要」「コストをかけても市民が納得できる施設に」などの意見が出た。
 また、駐車場について、大会によっては近隣企業などの駐車場を借りて対応している状況などから、現在の普通車255台分から最低でも450台分の確保が必要であることを確認した。

提供:建通新聞社
(2020/8/7)

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