新型コロナウイルス感染拡大の影響でホテル開発に停滞感が広まってきた中、マンション業界の動きが目立ってきた。
タカラレーベン(東京都千代田区、島田和一代表取締役)は、金沢市駅西本町1丁目でプレサンスコーポレーション(大阪市中央区、土井豊代表取締役)が所有していたマンション用地を取得し、新たに「(仮称)レーベン金沢駅西本町2新築工事」に着手することにした。
建設規模は、RC造8階建て延べ5691・65平方メートル(建築面積911・44平方メートル)。高さは24・28メートル。場所は金沢市駅西本町1丁目519、520で敷地面積は1462・63平方メートル。
設計は、村中建設名古屋支店一級建築士事務所(名古屋市中区)、施工は村中建設(福井市)が担当する。工期は9月初旬から2021年11月末を予定している。
ライバル関係にあるマンションデベロッパーが別の企業に用地を売却するケースは珍しい。タカラレーベン開発部では「プレサンスコーポレーションが全国的に用地を売却する動きがあり、その中で決まった。既に近隣住民に対する説明会も終えており、計画を進めていきたい」(北陸営業所)としている。