静岡市は、PARK―PFI手法(公募設置管理制度)による城北公園の整備計画で、延期した事業者公募も含めた今後の事業スケジュールを2020年内に決定する方向だ。公募公告は21年1月以降早期となる可能性も出てきた。
これは、カフェなどの収益施設設置が条件となっていることから、営業利益の確保が困難で進出事業者の応募が少ないことを懸念した。当初は21年春のオープンを目指していた。
今後、PPP/PFI地域プラットフォームで参加意欲のある企業を集めたり、意見を聴取しながら、事業スケジュールを検討する。
事業は、PARK―PFI手法を活用し、官民連携で都市公園のにぎわいづくりを目指す。城北公園(葵区大岩本町29)の場合、敷地約6万平方bの12%までの施設計画が可能。事業者提案(設置計画)では、カフェやレストランなどの飲食店を基本とし、その他にぎわいづくりに貢献する施設も可能。サウンディング調査では、規模は200〜300平方b、広くても500平方b程度。設置場所は中央図書館脇の麻機街道に面した一帯が有力となっている。
公募は、事業者単体の応募以外に、テナント方式のデベロッパーの参加も可。関連工事は、市が費用負担する駐車場整備まで含め、全て事業者が発注する。
提供:建通新聞社
(2020/8/5)
建通新聞社 静岡支社