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北陸工業新聞社
2020/08/04

【福井】金沢・敦賀間確実に開業へ/福井県北陸新幹線建設促進同盟会/20年度総会開く

 福井県北陸新幹線建設促進同盟会(会長・杉本達治知事)の20年度総会は2日開かれ、金沢・敦賀間の22年度末までの確実な開業など、その重要性を再確認した。福井市西開発の県自治会館で。
 来賓や県議会の関係者ら総勢約120人が参加。まず杉本会長が挨拶し、新幹線工事は土木全体で8割の進ちょくなどと現状報告した。また大阪につなぐ財源については(今年2月の自民党PT中間取りまとめを受け)国費の大幅増額や、貸付料の最大限の確保、財政投融資の活用3つの柱に期待した。
 来賓の高木毅衆議院議員、山崎正昭参議院議員、滝波宏文参議院議員、久和進北陸経済連合会会長、藤原崇起関西経済連合会リニア・北陸新幹線担当委員長、井戸敏三関西広域連合広域連合長も祝辞。19年度報告と、20年度事業計画案を審議了承。沿線を代表し、東村新一福井市長と伊東忠昭県経済団体連合会長が発言。決議文も採択した。

北陸新幹線の整備促進に関する決議
(要約)
■金沢・敦賀間の22年度末までの開業を確実に実現
■敦賀・新大阪間の環境アセスメントを迅速着実に進め、早期に建設財源の見通しを
■JR小浜線には特急の運行がなく、新幹線開業で旅客輸送量が著しく低下する路線ではないため、敦賀・新大阪間の整備に伴う並行在来線には該当しない
■福井・敦賀開業時における敦賀駅までの、かがやき・はくたか・つるぎの運行本数を、金沢駅と同数とする
■フリーゲージトレインの導入がなく、全線開業の間、敦賀駅で新幹線と特急の乗換えが生じるため、敦賀駅発着のすべての新幹線と、乗り継げる特急の確保など

hokuriku