草津市は、今年2月に入札を行ない入札参加資格を有する全グループから、辞退届が提出された「(仮称)草津市立プール整備・運営事業」について、年度内にも再入札を実施する方向で検討を進めている。実施方針の変更は今後検討予定で、事業費についても見直しを行っていく。
現在、草津市は「(仮称)草津市立プール造成設計等修正業務」を公告(8月19日開札)しており、前回の入札中止から月日が経ち周囲の環境も変わってきているため、工事の実施に向けて具体化準備を進めている。また同市は、本体工の入札辞退が起こった原因などを含め事業者にヒヤリングを行っており、関係機関らと協議を進め再入札に向けての修正に努める。
現段階では、事業手法をBTO(建設・譲渡・運営)方式のPFIで予定しており、施設の完成についても、前計画通り24年に開催予定の第79回国民スポーツ大会および第24回全国障害者スポーツ大会に間に合うように進めるとしている。
また前回のSPCの構成は、設計、工事監理、建設、道路付替、運営及び維持管理で、それぞれの資格要件(抜粋)は次の通り。
▽設計=25b以上の屋内公認プール施設の実施設計実績、延5000平方b以上の屋内スポーツ施設の実施設計実績があること
▽工事監理=施設の工事監理に当たる者は25b以上の屋内公認プール施設の実施設計実績、延5000平方b以上の屋内スポーツ施設の実施設計実績をもつこと。道路付替業務に当たる者は市コンサルタント業務等に関する競争入札参加資格者名簿に登録されている者であること
▽建設=25b以上の屋内公認プール施設の建築工事の実績、延5000平方b以上の屋内スポーツ施設の建築工事の実績。道路付替に当たる者は19・20・21年度市建設工事競争入札参加資格者名簿(土木部門)に登録されている者であること
▽運営=09年4月1日以降に25b以上の屋内公認プール施設について1年以上の運営実績を持つこと
▽維持管理=19・20年度の市が発注するビルメンテナンス、保安警備業等に関する競争入札参加資格者名簿に登録されている者であること。09年4月1日以降に25b以上の屋内公認プール施設について1年以上の維持管理実績を持つこと
なお、同事業は草津市西大路町他の敷地に屋内50bプール、飛び込み兼屋内25bプールなど延約1万3500平方bを建設するもの。
提供:滋賀産業新聞