山陰近畿自動車道の一部区間・鳥取―覚寺(通称南北線)で、県土整備部は都市計画素案に対する意見募集を8日から始める。素案は県と鳥取市のウェブサイトに同日公開するほか、県と市の窓口で11日から閲覧できる。
南北線は、山陰道と鳥取道から山陰近畿道をつなぐ高速道路ネットワークを形成するもので、市街地に慢性的に発生する渋滞の緩和や、通過交通の分散化に役立つ。
昨年12月、山陰道鳥取西IC〜国道9号鳥取バイパス覚寺ICを結ぶ約7`のルート帯が決定。国交省は今年6月に都市計画素案を県に提出し、県が都市計画決定手続きに入っている。
意見の提出方法は、電子メールやファックス、郵送、閲覧場所に設置する意見箱への投函のいずれか。受付期間は9月18日まで。
同部技術企画課は「寄せられた意見への回答をウェブで公開する」と話しており、今後、作成する都市計画案に反映させる。
素案説明会を中止
また、同部は新型コロナ警報の発令を受け、7日に県庁講堂で予定していた「南北線都市計画素案説明会」の取りやめを決めた。
日刊建設工業新聞