高知県土木部は、2019年度に土木政策課と各土木事務所で実施した土木一式工事の平均落札率をまとめた。全案件の平均落札率は91・6%で前年度より0・9ポイント上昇した。91%台となるのは11年度以来8年ぶり。
事務所別で見ても、全事務所で前年度を0・2〜1・7ポイント上回った(表参照)。県では昨年6月1日以降に公告・指名通知した入札から低入札価格調査制度における調査基準価格と最低制限価格の設定範囲を改正しており、従来の予定価格の70〜90%から75〜92%の範囲に引き上げたことが落札率の上昇につながったとみられる。
提供:建通新聞社