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北陸工業新聞社
2020/07/30

【新潟】判定区分4が9橋など/県道路メンテナンス会議/今年度第1回

 新潟県道路メンテナンス会議(会長・祢津知広北陸地方整備局新潟国道事務所長)の20年度第1回会議が29日、北陸地方整備局新潟国道事務所で開かれた。
 この日は国、県、ネクスコ東日本、県内各市町村の代表らが出席した。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から北陸地方整備局の出先事務所2会場(長岡国道事務所、高田河川国道事務所)とTV会議形式で結び19年度点検結果速報値などが示されたほか、意見交換するなど情報を共有した。
 冒頭、あいさつに立った祢津会長は14−18年度の5カ年で行った1巡目点検で早期に補修が必要と判定した橋りょうは約20%で対策が急務とした上で「今後、老朽化対策の推進に向け忌憚のない意見を頂きながら検討を進めていきたい」などと語った。
 県内の19年度点検速報によると、橋りょうは判定区分4(緊急に措置を講ずべき状態)が9橋(0・27%)、判定区分3(早期に措置を講ずべき状態)が852橋(25・2%)など。トンネルは判定区分4が3施設(3・1%)、判定区分3が36施設(37・5%)など、道路付属物等は判定区分4が1施設(0・5%)、判定区分3が99施設(49・7%)などが示された。このうち、判定区分4で緊急措置後の恒久的な措置が検討中の橋りょうは島田橋2(柏崎市)、大谷川第一橋(糸魚川市)、荒沢橋(同)、トンネルは栃窪隧道(見附市)、道路付属物等は五十島スノーシェッド(阿賀町)となっている。
 今後の活動計画案については、10月ごろに合同意見交換会、12月ごろに第2回会議を開催。21年3月ごろに第3回会議(点検進捗状況、点検計画)や跨道橋連絡部会(点検結果・修繕状況)、道路鉄道連絡部会(同)が行われる予定。

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