摂津市は、公募していた「千里丘駅西地区第一種市街地再開発事業」の事業協力者について、大和ハウス工業を代表とする共同企業体を候補者に決めた。2020年度に建築物の基本設計や土地建物、地盤調査などを行う予定だ。
企業構成は大和ハウス工業をはじめ、JR西日本不動産開発、住友不動産、関電不動産開発、大林組。
JR千里丘駅は大阪中心部に近く、府道大阪高槻京都線や府道正雀停車場線に囲まれた交通の結節地だが、狭隘(きょうあい)な道路や木密地域などが点在し、有効な土地活用が課題に挙げられている。
19年3月に再開発基本方針を策定し、駅前広場整備などの再開発事業により、交通結節機能の強化をはじめ、災害に強い住環境の形成、駅前にふさわしい集約的な拠点形成などの整備方針を示し、20年2月25日に都市計画決定を行った。
32階建ての共同住宅や駅前広場に面した商業施設の整備を柱とした再開発で市の玄関口の刷新を図る。施行区域は千里丘1丁目の一部に当たる約1・5f。
なお公募には、大和ハウス工業グループの他、東急不動産グループ、大京グループ、旭化成不動産レジデンスグループが提案していた。
提供:建通新聞社