県都市計画審議会(会長・福山敬鳥取大学工学部教授)は28日、倉吉都市計画道路の変更を審議し、長期間にわたり未整備となっていた同市内の3・5・2号八屋円谷線の廃止を決めた。
同線は倉吉駅から三朝方面を結ぶバイパスで、天神川の竹田橋付近から大原橋まで延長約2・2`。計画決定した当時から50年以上が経過している。
この間、川沿いには2車線の鳥取鹿野倉吉線が整備され、活用していることで代替路線として機能を十分に果たしていると判断した。
審議結果を受けて、県は八屋円谷線を全線廃止する倉吉都市計画道路の変更を8月に決定告示する。
また、県は鳥取豊岡宮津自動車道(通称・南北線)の新規決定に向けた現況を審議会に報告。昨年12月に、鳥取西IC〜覚寺IC間7`を全線パイパスとするルート帯が固まった経緯を説明した。今後のスケジュールは、8月から住民説明会を開催し、パブリックコメントも合わせて実施する。同審議会では今秋から予備審議に入る。
日刊建設工業新聞