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　東京都建設局は、同局発注の工事や調査などでＩＣＴを積極的に活用するため、ＩＣＴ活用工事等推進連絡会（会長・村上清徳建設局企画担当部長）を新設した。７月28日に初会合を開き、構成委員の国土交通省関東地方整備局や東京建設業協会など建設関連の各種団体と意見交換した。
　委員は建設局の他、関東地方整備局東京国道事務所、東京建設業協会、日本道路建設業管理、建設コンサルタンツ協会関東支部、東京都測量設計業協会、日本建設機械施工協会で構成する。都内区市長村にも発注者協議会（区市町村連絡会）などを通じて情報提供する。
　会の冒頭、中村高志局長があいさつし、「働き方改革の本格化に加え、新型コロナウイルス感染症への対策が、業務改善と生産性向上を加速させる契機となっている」と話した。受注者と協力し、都の特性を踏まえたＩＣＴの活用を目指す。
　調査・測量から設計、施工、検査、維持管理の各段階でＩＣＴ技術を活用する。加えて、リモート会議の拡大や電子納品システム、各種書類申請のオンライン化などを進め、感染症を防ぐための接触機会の削減や、デジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）による業務の改善・効率化にも取り組みたい考え。
　今回の連絡会では、各業界の取り組みについて、参加したそれぞれの委員が情報提供した。20年度は現場見学会や講習会を予定。21年２月に第２回会合を予定している。

提供：建通新聞社