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　高知県土木部は、県営住宅船岡南団地の第２工区と第３工区の全面的改善に向け、主体工事設計を上田建築事務所（高知市）、設備設計を常石設備設計室にそれぞれ委託した。２０２１年度に第２工区、22年度に第３工区の各棟で建築主体、電気設備、機械設備に分離して発注する。
　第２工区の対象はＲ３棟、第３工区の対象はＲ５棟とＲ７棟。３棟とも規模はプレキャストコンクリート造５階建て延べ１８４４平方�bで全30戸を配置している。
　工事内容は、現在第１工区として公告中のＲ１棟、Ｒ２棟の全面的改善工事や19年度まで進めてきたいの町の宇治団地の全面的改善工事と同様で、各戸の内装や配管の更新など内部の全面改修を進める。また各棟ともエレベーターを新設し、階段、屋外廊下、エレベーター棟を合わせた５０５平方�bを増築する。合わせてバリアフリー化や物置・駐輪場・舗装などの外構工事も実施する。
　残るＲ４棟、Ｒ６棟については、22年度に設計を外注し、23年度の終わりに棟ごとに建築主体、電気設備、機械設備を分離して発注する予定。
　船岡南団地は１９８０年の建設で、施設の老朽化が進み、現在の公営住宅の基準を満たしていない点が多いことから、躯体を残し全面的に改修する。場所は高知市神田２０７。
提供：建通新聞社