東近江市が、栗見新田町にある市道橋・中之湖橋(橋長147・25b×全幅5・2b)の橋梁修繕に取り組む。
7月8日に詳細設計業務の事後審査型一般競争を公告。29日午前9時から30日午後5時に入札書を受付け、31日午前9時に開札。参加資格確認申請書等を31日午後1時から8月3日午後5時に受付け、担当事務所を決定。来年3月31日までを履行期限に取り組み、順調に行けば21年度に着工する。
中之湖橋は、栗見新田町の郊外、大同川に架設されている橋梁で、1960年3月に供用開始、竣工から60年が経過した市道栗見新田線の橋梁。
上部構造形式はPCポステンT桁橋。下部構造形式は逆T式橋台2基、壁式橋脚6基。基礎形式は直接基礎で形式は不明。
18年度の最新点検で、主桁下面にうきが多数確認され、空洞による断面欠損があり耐荷力不足が懸念。露出した鉄筋及びシース管は著しく腐食しているものもあり、シース管内のPC鋼材が露出されグラウトが未充填のものも確認されたため、道路橋の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずるべき状況として健全度を「V」とされた。
このため、現地調査・詳細調査を行ないその結果を分析、橋梁補修設計・施工計画・概算工事費を算出し、着工に備える。
提供:滋賀産業新聞