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北陸工業新聞社
2020/07/29

【福井】中電、OSCFが風力発電/最大8万4000kW、27年稼働へ/敦賀・南越前

 中部電力(名古屋市東区 林欣吾代表取締役社長)、OSCF(東京都港区 梅田明利代表取締役)は、敦賀市および南越前町にまたがる鉢伏山周辺で、陸上風力発電事業として「(仮称)鉢伏山風力発電事業」を計画している。運転開始は27年を予定。
 計画段階環境配慮書によると、総発電出力は最大8万4000キロワット。風力発電機は15〜20基程度とし、単機出力は4200〜5500キロワット程度。事業実施想定区域の面積は約1585・4ヘクタール。
 発電機の概要はブレード枚数3枚、ローター直径(ブレードの回転直径)約120〜160メートル、ハブ高さ(ブレードの中心の高さ)約85〜120メートル、風力発電機の高さ最大約200メートルを予定。変電施設の位置などのほか、系統連系地点、送電線のルート、敷設方法(架空、埋設など)などの詳細は検討中。
 想定する工事内容は土木工事(道路工事、造成・基礎工事)、電気工事(変電施設・送電線の設置工事)、風力発電機建設工事(輸送工事、据付工事)、試験調整(各種試験、試運転)。
 配慮書作成の委託業者は、建設環境研究所(東京都豊島区)。

hokuriku