塩田康一県知事が28日、初登庁した。就任記者会見では「新型コロナウイルス感染症の拡大で傷ついた県内経済と7月の豪雨災害での復興・復旧に全力投球する」と意気込みを述べた。
マニフェストに掲げた、ドルフィンポート跡地を活用した国際会議等を開催できるコンベンション機能や展示機能を持つ施設について聞かれ、「あの場所は鹿児島の顔となる一等地。県民の意見を聞きながら決めていきたい」。また、総合体育館は「場所ありきでなく、じっくりと議論したい」と慎重な姿勢を見せた。
鹿児島市が検討しているサッカー等スタジアムは「場所は市内中心部がいい」と説明。桜島架橋は「夜間の救急搬送など地域にとっては安心感の一助となる。費用対効果をみながら検討する」と話した。
今後の基本方針については「県民の声をしっかりと聞いて、県民目線で説明責任を果たしたい」と語った。