成田市は、成田浄化センター整備事業に伴う生活環境影響調査業務を日建技術コンサルタント(千葉事務所・千葉市中央区栄町35―14)に委託している。委託金額は679万円(消費税抜き)。また、成田浄化センター整備事業基本設計等支援業務について、公募型プロポーザルで選定した日産技術コンサルタント(千葉事務所・千葉市中央区椿森2―14―16)と6月9日付で契約した。金額は3600万円(消費税抜き)。工期は2022年3月31日。今月31日には測量調査と地質調査が開札となる。
生活環境影響調査は、成田浄化センターの再整備に伴い、生活環境に係る調査、予測・評価ならびに必要な環境保全措置の検討を行う。委託期間は21年3月31日まで。
同業務は、計画段階において施設が周辺地域の生活環境に及ぼす影響について、あらかじめ調査・予測・分析を行い、生活環境に配慮したきめ細かい対策を検討したうえで、施設計画を推進することを目的に実施する。
調査項目は、施設建設に伴い影響の生じることが予想される大気質、騒音、振動及び悪臭などの大気環境と水質。調査対象地域を設定し、現況を把握したうえで、▽自然的条件(気象、大気質、地象、水象等)▽社会的条件(人口、産業、交通、土地利用、水域利用、文化財等)▽環境・公害関係諸法令に基づく指定状況及び規制基準――などについて調査し、事業実施による周辺環境に対する影響を総合的に評価する。
一方、31日に開札する地質調査は予定価格1745万円、最低制限価格1159万4000円。測量調査は予定価格855万円、最低制限価格536万3000円(いずれも消費税抜き)。委託期間は本年12月15日まで。
また、基本設計等支援業務は▽基本設計業務▽都市計画決定業務▽費用対効果分析業務▽発注支援業務――などを実施する。
成田浄化センター整備事業は、同センターが供用開始から30年以上を経過し老朽化していることなどから、現在地で汚泥再生処理センターとして更新する。
事業手法はDBOまたはDB+O方式で検討。施設規模は日量83klで計画している。
同センターは1985年11月に着工し、87年10月に竣工。敷地面積は1万8431・60u。建物規模はRC造一部S造延べ3446・81u。処理能力は日量120kl。