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建通新聞社(神奈川)
2020/07/29

【神奈川】小田急電鉄 向ケ丘遊園跡地に1・8万m2施設

 川崎市多摩区で小田急電鉄(東京都渋谷区)が計画している「向ケ丘遊園跡地利用計画」について、施設規模などを含む配置計画が明らかになった。敷地中央部に延べ約7900平方bの商業施設、東側に延べ約7500平方bの温浴施設をそれぞれ建設する。また、敷地南西部の既存緑地に、平屋約2300平方bの自然体験施設などを配置する。順調なら、2021年10月に準備・除却工事に着手して、23年10月の完成を目指す。環境影響評価に関する条例見解書で明示した。
 開発区域は小田急電鉄が02年3月に閉園した向ケ丘遊園跡地(川崎市多摩区長尾2ノ342ノ21他)の敷地約16万2400平方b。敷地内を▽商業施設エリア(約3万1800平方b)▽温浴施設エリア(約2万8600平方b)▽自然体験エリア(約3万9500平方b)▽その他(約6万2500平方b)―にゾーニングして開発する。
 敷地中央部の商業施設エリアには、1〜3階建て延べ約7900平方bの施設を建設する。高さは約13b。また、東側に隣接する温浴施設エリアには、地下1階地上1〜2階建て延べ約7500平方bの施設を設ける。さらに、敷地南西部の既存緑地に自然体験施設(平屋延べ約2300平方b)などを配置。全体で駐車場約520台、駐輪場約200台を併設する。
 道路は敷地北東側の川崎府中線から敷地内の駐車場まで接続する区画道路1(市道、幅員9・6〜11・1b)、敷地内の各施設を結ぶ区画道路2(私道、幅員9・5b)、東側に伸びる区画道路3(私道、幅員6b)の3路線を整備。この他、敷地北東側と南東側の住宅地と接続する付け替え道路(私道、幅員6b)も設ける。

提供:建通新聞社