北陸地方整備局富山河川国道事務所は27日、19年度完成の優良工事等事務所長表彰式を、富山市のボルファートとやまで開催した。
式では石井宏幸事務所長が事務所長表彰の10社8人に賞状を授与。局長表彰5社3人の披露、工事成績優秀企業認定8社、ICT活用工事成績優秀企業認定6社の紹介、水門等水位観測員2人の表彰も行った。
石井事務所長は「工事94件と業務97件の中から選定した」と説明し、「技術的能力の向上、技術者や技能労働者の育成・確保、労働環境の改善などに取り組んでいく必要があり、先頭に立っていただきたい。建設業を取り巻く諸課題に対し、高い技術や豊富な経験をもって解決に向けた取り組みができる企業、技術者として期待される。今後とも他の模範となって事業の推進に尽力いただきたい」とあいさつした。
受賞者を代表して朝野工業の朝野智之代表取締役社長は、「今後は受賞を励みに良質な社会資本整備の一助となるよう、さらなる技術力の研さんに努めていく。防災・減災への継続的な取り組みのほか、担い手の確保、ICT等を用いた生産性向上、週休2日制の定着など様々な課題がある。一企業だけで成しえるものではなく、今後ともご指導、ご支援を賜りたい」と謝辞を述べた。